今回は、大阪のオフィス街でもある中之島、東西に細長く約3キロの道のりを中之島公園を通って歩いてきました。
中之島は、私にとって大阪の中で大好きな場所です。
川や橋、レトロな建物、近代的な建物に緑の公園が調和した他の都市にはない環境で、お気に入りです。
中之島バンクスの商業施設、高層ビル群、有名建築家の建物、レトロ建築、美術館、図書館、オシャレなカフェ、そして中之島公園など、ほんと私にとって贅沢です。
大阪に出張のおりなど、立ち寄ってもらえたらと思います。
散歩の途中で、お気に入りのカフェがあるので、紹介します。
Table of Contents
大阪、中之島とは?
大阪のビジネス街として有名なのは、梅田、中之島や淀屋橋、本町などですよね、
その中の、中之島にスポットをあてました。
中之島は、南の土佐堀川と北の堂島川の間の中洲にあたります。
大坂の陣のあと淀川本流の中洲である中之島は全国各地の物資が集まる「天下の台所」大坂の中枢を担っていました。
大正にはいり重要文化財である大阪府立中之島図書館や大阪市中央公会堂の文化施設など近代商都大阪として情報と文化の発信地となっていった。
2008年10月19日に京阪中之島線が開通し電車での利用が便利になりました。
西から、中之島駅、渡辺橋駅、大江橋駅、なにわ橋駅、天満橋駅、京橋駅へと続きます。
ご覧の通り、5つの駅が橋の名前で続きます。川と橋からなる街だとわかります。
堂島大橋から玉江橋
中之島駅西側から最初の橋が堂島大橋です。
堂島川沿いが遊歩道となっていて散歩に最適です。中之島駅から渡辺橋駅東に向いて歩いていきます。
堂島橋の南角に大阪府立国際会議場(グランキューブ大阪)からスタートし、そこから中之島BANKSを通ります。
次の橋、玉江橋までのんびり10分ほどかけて約500m歩きました。
■大阪府立国際会議場(グランキューブ大阪)
中之島駅降りてすぐ目に入リます。
G8サミット(主要国首脳会議)誘致のために大阪国際貿易センター跡地に大阪府が建設しました。建築家、黒川紀章の設計です。
今では、セミナー会場といえばココと言うぐらい多くのセミナーが開かれています。
■中之島BANKS
水都大阪を象徴する空間1つとして開発され、水・陸・空の立体的な3層空間を際立たせることによって、さまざまな層からの景観を楽しめるよう演出された複合施設です。
★玉江橋から田簑橋
玉江橋の東側、堂島川の対岸にほたるまちがあります。対岸なので中之島ではないですが、水都大阪のレストランやカフェ、高層タワーマンションやデザイナーズマンション、商業棟から構成される「まち」です。
建築家、黒川紀章の設計から建築家、隈研吾の設計と続きます。
ABC朝日放送の新社屋があります。当初は中之島の四ツ橋通り角の一等地に有りましたが、そこを解体し中之島フェスティバルタワーが出来ました。
土佐堀川側には大阪市立科学館、国立国際美術館があります。
現在この辺りは、大阪新美術館、未来医療国際拠点の計画がありますます文化芸術の新しい都市になりそうです。
この区間は約300mあり5分ほどかけて歩きました。
■ほたるまち
阪大医学部付属病院跡地に誕生した水辺のまち。オフィスやショッピング、グルメにカルチャーが人々の暮らしに豊かさを与える、水都:大阪のシンボルゾーン。
建築家、隈研吾(くまけんご)の設計です。
★田簑橋から渡辺橋
この区間からはオフィスビルになります
ここからは有名企業のビルや本社ビルが立ち並びます。
まず最初にあるのは、小さな公園「中の島四季の丘」です。公共の公園ではなく、民間の手が入った公園なのですごく作り込まれています。夜間のライトアップもキレイです。
公開空地として利用されており、建築基準法の容積率緩和のためにこうえんを作っています。
このエリアには、関西の有力企業の関西電力の本社ビル、ダイビル、、中之島三井ビルディング、住友不動産、中之島フェスティバルタワー・ウエストの高層ビル郡です。
私はこのダイビルのビルが好きです。
低層部には旧ビルの外装に使っているレンガの約8割、石材の装飾品を可能な限り再利用し、外観やエントランスホールを再現しているのです。結構かっこいい!
そしてこのビルの1階に私のお気に入りのカフェ「ダルマイヤー」があります。
紅茶で有名だと思います。とっても感じがいいのでおすすめです。詳しくはこのブログの最後に紹介します。
一旦このダルマイヤーで休憩しました。
休憩後、渡辺橋に向かいます。
渡辺橋は四ツ橋筋にあります。この角にある中之島フェスティバルタワーも私の好きなビルです。
この区間は、この10年で大きく変わりました。
約500mあり休憩を含め1時間ほどかけて歩きました。
★渡辺橋から大江橋
ここにも堂島川の対岸に私の好きなアクア堂島ビルがあります。
そして川沿いを東に進むと、財閥系の大企業のビルが立ち並びます。そして日本銀行大阪支店があります。
この区間も見ごたえがあります。
■アクア堂島ビル
3つの高層ビルが合体したような外観ですが、実際には2つのビルに分かれています。シンメトリックでかっこいい!
竹中工務店設計施工
■日本銀行 大阪支店
設計は辰野金吾(東京駅舎や中央公会堂)らにより、1903年にベルギー国立銀行をモデルに建設された。緑青の屋根に石造りの2階建て洋風建築。国の重要文化財。
この区間は約500mあり7分ほどかけて歩きました。
★中之島公園の散歩(大江橋から栴檀木橋)
いよいよ中之島公園です。この公園内に大阪市役所などたくさんの建物があります。
大阪市のど真ん中に有りながら、これだけの公園はスゴイ!東西に1.5キロ往復3キロあるので、仕事前や仕事終わりのジョギングや散歩にちょうどいいと思います。
中之島公園の中には、大阪市役所、中之島中央図書館、中央公会堂、東洋陶磁美術館、こども本の森、バラ園などがあります。
■中之島公園
”明治24年(1891年)、大阪市で初めて誕生した公園です。 堂島川と土佐掘川にはさまれた延長約1.5km、面積10.6haの緑あふれる都心のオアシスで、川の流れと中央公会堂、府立中之島図書館などの重厚な建築物が緑に映え、美しい景観を見せています。
また、淀屋橋から肥後橋まで延長400mの中之島緑道は、ケヤキ、ツバキ、ツツジなどの緑とともに、表情豊かな10体の彫刻が設置され、心やすらぐ遊歩道となっています。”(引用:大阪市花とみどりの情報サイトより)
■中之島中央図書館
”大阪図書館という名称で明治37年3月1日に開館した。建物および図書のための基金は住友第15世吉左衛門友純の寄贈によるものであった。設計は住友家の建築技師長であった野口孫市氏。国の重要文化財に指定されている。”(引用:大阪市中央図書館HPより)
ドーム
八聖殿になぞらえて、菅原道真、孔子、ソクラテス、アリストテレス、シェイクスピア、カント、ゲーテ、ダーウィンの八哲の名を記している。
★中之島公園の散歩(栴檀木橋から難波橋)
中之島公園は、地下に京阪中之島線があり、この区間になにわ橋駅が公園の中にあります。
私的な目玉は、こども本の森です。建築家、安藤忠雄の最新の作品なので見ておきたかったからです。
中之島で近年の有名建築家(黒川紀章、隈研吾、安藤忠雄)の作品が見れることも楽しみの1つ。
残念ながら当面事前予約制で中の見学はしておりません。
この区間にはオープンエリアのカフェテラス、GARB weeksがあります。
■中央公会堂
ネオルネッサンス様式の建物で、日本銀行と同じ設計は辰野金吾。
集会室などは非常に豪華です。普通に利用することが出来るので価値あります(有料)夜のライトアップもキレイです。
■東洋陶磁美術館
この美術館は、世界的に有名な「安宅コレクション」を住友グループ21社から寄贈されたことを記念して大阪市が設立したもの。日建設計。
■こども本の森 中之島
安藤忠雄氏の寄付により大阪出身の建築家である安藤忠雄氏から、本や芸術文化を通じて子どもたちが豊かな創造力を養ってもらう施設として活用してほしいと、中之島公園内にご自身の設計による建物を寄附。
2020年7月に開設 名誉館長に山中伸弥さん。
★中之島公園の散歩(難波橋から天神橋)
この区間で最後になります。
橋のしたをくぐり、バラ園に入ります。
大阪市の中央に同じように大きな靭公園があり、そこにもバラ園がありますので、そこと比べてもいいいと思います。
■バラ園
東西約500m、面積約13,000平方メートルにわたって、約310品種、およそ3,700株のバラが咲き誇ります。
こちらのバラ園は隣に「手ぶらBBQ」が楽しめるビアガーデン"R"RIVERSIDEGRILL&BEER GARDENがあるので、バラを楽しみながらビール等飲めます。
その先を小さな橋を渡り次に進みます。
しばらくバラ園が続きますが、普通の公園のように芝生の広場があり、ベンチでくつろいだり、ゴザで横になったり出来ます。
天神橋の下をくぐり、スロープを登ると天神橋の上にでます。
天神橋からは、天満橋まで歩いて終了です。
公園の東西、約1.5キロを60分ほどかけて歩きました。
中之島駅から天満橋までの3.3キロ途中休憩を入れて、2時間30分ほどかけて散歩してみました。ちょうどいい距離です。
最後に、私のお気に入りのカフェ「ダルマイヤー」を紹介します
★カフェ&ショップ ダルマイヤー
■おすすめの紅茶
紅茶はアールグレイと林檎クレープがおすすめ。または、紅茶のパウンドケーキ。
紅茶が美味しいとかスウィーツが美味しいは普通にありますよね。ここは、観光地でもなく閑静で、周りの雰囲気と、お店の雰囲気と、紅茶の香りが合わさって総合面で最高によかったです。
ここの紅茶は、紅茶の香りがとてもいいです。ポットが冷めないようにカバーをかけて持ってきてくれるのですが、そのカバーを外した瞬間、フワーッと香りで楽しませてくれました。
アールグレイで香りを楽しみながら、少し酸味のある林檎クレープを食べるひと時はたまりません。
酸味が苦手なら、パウンドケーキをおすすめします。ケーキからも紅茶のいい香りがするので、2倍楽しめます。
大好きな紅茶と、スィーツで十分リラックスできました。わざわざ電車で来た甲斐があります。出不精な私ですが、このリラックス感を求めてまた足を運びたくなります。
余談ですが、紅茶だけでなくコーヒーも食事もできます。ドイツのお店だけに、ハムとウインナーも最高に美味しい。
■ヨーロッパのゴージャスでシンプルな雰囲気
ゆっくりできる居心地のいい店内。ゆったりと時間が流れゆっくり過ごすことができるのと、優雅な気分が味わえて大満足。店員さんもお店の雰囲気と合い、優雅ででありながら愛想のよい感じがよかった。高級ホテル感が味わえました。
そんなに高級ホテル行っていませんが(笑)
店内は、白とイエローの壁と天井をベースに渋いダーク系の木目。アクセントの赤のカーテンがとても黄色と白の壁天井とあっています。そこに豪華なシャンデリアの照明があり、シンプルですが、ヨーロッパのゴージャスなイメージです。
ゴージャスですが、全く嫌味のないスッキリした雰囲気なのでとてもバランスが取れていました。
ちょうどティータイムだったので店内は混雑していない程度の状態でした。
席はゆったりと座れるので落ち着けます。一人客も多かったので、気兼ねしなくても大丈夫。テーブルも大きいので、読書や書き物をしても問題なさそうです。
ただしランチタイムはビジネス街なので避けた方がいいと思います。
■心斎橋や梅田と比べ人も少なめ、散歩にもちょうどいい
中之島界隈は京阪の中之島線ができて雰囲気が変わりました。中之島、渡辺橋、大江橋と駅もオシャレです。さすが安藤忠雄プロデュース。
最寄駅は渡辺橋駅地上に上がるとすぐですです。徒歩と言うより地上に上がれば見える感じでした。地下鉄なら肥後橋駅から徒歩で少し歩かないといけません。
ビルも新しく立ち並び、感じのいいビルばかりです。このお店があるダイビルは旧レンガビルを取り壊す際にそのレンガを再利用して建て直しており、レトロと近代建築がうまく合わさっています。神戸の旧居留置の観光客がいない感じに似ていてすごく気に入りました。
ダルマイヤーさんのオープンテラスや店内のヨーロッパテイスト調とすごくマッチしていてお気に入りの散歩コースにしたいです。
この数年で、この中之島界隈もかなり変わっているので、淀屋橋や梅田まで行ったなら、寄り道して立ち寄ってみたいカフェでした。
是非ティータイムを狙い目に行ってみてください。