コロナ禍で在宅勤務が増え、会社出勤日の用事を済ませ自宅戻り途中に少し寄り道して大阪城公園をぶらり散歩してみました。
11月初旬、時間はAM11:00 外は秋晴れで気温もちょうどいい気持ちのいい日でした。なんとなくこのまま自宅に戻るのももったいないなぁなど思いながら、大阪都構想の住民投票の結果も出てこれから大阪はどうなるのだろうと考えていると、ふと大阪城が思いつき、
そうだ『大阪城にいこう!』と思いつきました。
仕事で大阪ビジネスパークや、人間ドックでホテル ニューオータニには行っており、そこから大阪城は眺めることはよくあるのですが、間近に大阪城を見るのは学生時代にコンサートなどで大阪城ホールに行ったついで程度でしか行っていなかった。
少し前のニュースでミライザ大阪城の紹介などもあり大阪城も良くなったと聞いていたので期待していくことにしました。
コロナ禍の中の大阪城公園がどのようになっているか、紹介したいと思います。
私は、非常に良かったので、この記事をみて興味がある方は、是非とも足を運んでみてください。
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散歩ルート
京橋から行こうか、大阪城公園か、森ノ宮からか悩みましたが、今回は森ノ宮から大阪城を抜けて京橋に行くルートとしました。
理由は、午前中でもあったので散歩ルートが太陽を背にして大阪城が太陽に照らされて綺麗に見えるのではないかと勝手な想像をして決めました。
大阪メトロ 森ノ宮駅3-B出口目の前が大阪城 公園の南東の入り口です。散歩のルートは、「大阪城公園MAP」の赤線のルートで最後大阪城ホールからジョーテラスオオサカを一周して、大阪ビジネスパークを通って京橋に行きました。
入り口から噴水広場までのおすすめ
地下から地上に上がるとすぐ目の前は公園の入り口。入り口の花壇には花が植えられ迎えてくれます。
周りを見渡しても、近くの幼稚園児が10数名先生と保護者で遊びに来ている程度でガラーンとしています。
これはいい感じ、人気のいない大阪城、なんて贅沢な!
そのまま前進して噴水の広場を目指します。写真のように噴水の広場の普通の公園のように人がまばらです。噴水前で踊りか体操をしているおじさんがポツリと優雅です。
そこに遊園地にあるような園内を走るロードトレインが待っています。
噴水広場の周りに沿って、お店があります。
Playville(プレイヴィル)
有料の子供の遊び場で、からだ遊びゾーン、トドラーコーナー、表現遊びゾーン、砂場、自然遊びゾーン、ベビーコーナー、ボーネルンドショップなどで遊べるところ。
R Baker(アールベーカー)
自然の酵母を使い体にやさしいしょくざいを使うイートインのパン屋さん。
Starbucks Coffee(スタバ)
言わずと知れたスターバックス
LAWSON(ローソン)
コンビニです。大阪城まではコンビニはここしかありません。
この3つの店舗で、お弁当など買って途中の景色の良いところのベンチで食べるのがおすすめです。
しかし、どの建物も統一されてとてもオシャレです。
公園の近所の方は、毎日スタバで読書なんて最高ですね、とても穴場でオススメです。
トイレは所々にあるので、心配する必要はありません。
玉造口までの散歩道
噴水広場から北に向かって進みます。道路は広く、自転車などサイクリングやジョギングをしている人とすれ違います。
しばらく歩くと、左手に綺麗な小さな庭園があります。ここもお弁当を食べるのに良いと思います。
右手は、市民の森で夏場などは木陰になるのでいいとおもいます。
そのまま直進すると、東外堀に着きます。
堀沿いにベンチがありここで自転車を停めて休憩している人もいます。桜の木があり春はとても綺麗でしょうね。
堀の手前を左に曲がり、突き当たりの階段まで進みます。
この階段は結構な段数があるので、気合を入れて登ります。登り切ると次は南外堀です。
徳川家康も大阪城の堀に苦戦していたとのことですが、石垣も堀の広さも確かに納得します。
これで玉造口までとなります。
■玉造口
ここには櫓がありません。もともとは櫓があったが焼失、元は玉造門だったが門がなくなり、玉造口となった。
桜門までの散歩道
玉造口をすぎて左へ曲がり西にいくと内堀となります。
左に曲がるとすぐ左に大きな石段があります。その石段を登ると見晴らしが良く、大阪城の天守閣がよく見えるポイントがあります。
私が上がった時もそこから絵を描いている人と、お弁当を食べている人がいました。11月中旬から下旬になると紅葉も綺麗ではないでしょうか
段を降りて、大通りを西に進んで行きます。右手に内堀が見えてきます。
水面から24メートルほどあるようです。堀の深さは約5メートルかなり深い。
感じのいい写真が撮れたので紹介します。
この内堀を眺めながらさらに進むと桜門に到着。
■桜門
本丸の正面入り口。この付近に見事な桜並木があったのでこの名前となった。
この道を歩いていると、大阪城の広さを実感します。天守閣がまだ小さく見えます。
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大阪城天守閣までの散歩道
桜門には名所があります。内堀の橋を渡り桜門をくぐります。くぐった正面に巨大な石壁があります。
■蛸石
大阪城でもっとも大きな巨大石で有名です。
表面積ではおよそ36畳、重さ108トンとなんともスケールの大きなものが、400年も前の建築土木技術で施工されています。
現代でも108トンもの巨石を岡山から運搬することそれから大阪城の内堀内に納めること、平に加工する技術、すごいです。
世界に目を向けて、エジプトのピラミッドの石が一つ約2.5トンから6トンぐらいと言われています。一番重い6トンの石の16倍です。
そう考えるとスケール感ありますよね
その蛸石を通り過ぎ、左に曲がると、もと大阪市立博物館(旧第四師団司令部庁舎)昭和天皇の即位を記念して建設された建物があります。大正、昭和モダン建築。
■ミライザ大阪城
2017年10月にその歴史的建造物を改装しショップ、レストランとして生まれ変わりました。
流石に作りは豪華で感じいいです。
今流行の、忍者や歴女、刀、鬼滅グッズなどが売られているショップ、大阪ならではのお土産屋さん、そしてオシャレなレストランが3つ入っています。
今回は散歩なので、軽く見学してきました。レストランは良いと思いますよ!
■大阪城天守閣
ミライザ大阪城の北にそびえ建つのが大阪城。
目の前で見るとなかなかの迫力。当時は木造建築でこのスケールだから、今で言うスカイツリーみたいな憧れの建物だったでしょう。
日本三名城(姫路城、名古屋城、大阪城)の一つ。
しかし、歴史上の物語ではずば抜けて色々な話があり、現地で関ヶ原の戦い以降の大坂冬の陣、大坂夏の陣などの物語を思い起こしながら眺めていました。
天守閣から極楽橋までの散歩道
お城から離れ北へ進みます。お城の西側を歩きます、ここからはお城以外の景色が良くなります。
しばらく進むと突き当たりを右に曲がります。ここからは下り坂です。
ここから内堀を見下ろす景色もいい感じですので立ち寄ってください。北摂の方まで見渡せます。
■刻印石広場
少し右手に向くと刻印石広場を見下ろせます。この広場もお弁当などを食べるのに良いと思います。
下り坂を下り終わると刻印石広場です。
子供達お遊び場のようになっていますが、石垣築城に携わった諸大名が石に印を刻み込んだ石が散らばっています。
一つ一つ印を探すのも良いと思います。
刻印石広場を過ぎると、内堀を渡る極楽橋となります。
■極楽橋
名前の由来は、大坂本願寺を極楽浄土と見立て、そこに行くための橋という意味で、千利休の茶会などこの橋を渡ったのでしょうか、色々と想像ができる場所です。
近くに豊臣秀頼、淀殿の自刃の地があります。
極楽橋を渡り、大阪城を後にします。
青屋門までの散歩道
ここからは3つの堀が見れます。まずは内堀を渡り切り正面に北外堀があり、そこを右(東)に曲がりました。しばらくは堀と堀の中島を歩く形になります。
天気も良く柳の木の枝葉が茂り、優しい風で揺らいでいます。
正面に堀が見えたら、東外堀です。東外堀の手前を左(北)に曲がると青屋門です。
■青屋門
大阪城二の丸の北出入口。明治維新の大火で被災、その後空襲で焼失した経緯があります。
「青屋」は戦国時代この地にあった大坂(石山)本願寺の寺内町「青屋町」に由来。
この門の絵お描いている人が何人かいました。門の上が櫓なので描きごたえのある絵になる門です。
ジョーテラスオオサカまでの散歩道
門を出て大通りに出ると右(東)に向かい進んでいきます。野球場のグラウンドの手前を左に曲がり、大坂城ホールと野球場の間を歩きます。
この間は、特に何もなく、どこにでもあるような公園です。トンネルを抜けると正面は大阪ビジネスパーク隣、ホテルニューオータニなどが正面にあります。
その大通りを右に曲がり、ジョーテラスオオサカを目指します。
■JO-TERRACE OSAKA(ジョーテラスオオサカ)
コンセプトは、「歩いてお茶して、緑の中の城下町」
食事のできるカフェやレストラン、スポーツ施設があります。
大阪城ホールがあるので、コンサートなどの時はかなり賑わうのだと思います。
どんな店舗があるのか施設を1周してみました。
こちらも、森ノ宮の入り口から噴水広場にある店舗と同じように、施設全体の統一がなされ、感じの良い街並みになっています。
この先は大阪城公園駅になります。
一旦Uターンして、大阪ビジネスパークの中を通り京橋駅を目指します。
まとめ
森ノ宮から京橋までのんびりと休憩しながら約2時間ぐらいかけて歩きました。
天気が良かったせいもありますが、何十年ぶりの大阪城はとても新鮮でした。
こんなに素晴らしい観光地になっているとは思いませんでした。
2時間歩いても、疲れもなく清々しい時間でした。
少し残念なのは、コロナ禍によるインバウンド客が全くいなく、各店舗、商業施設がガラガラで店を閉めているところが散見されました。
大阪城ホールもイベントなどないせいもあり、ジョーテラスオオサカも寂しい状況でした。
せっかく素晴らしい大阪を見せることができる観光地ですが、この状況はとても辛かったです。
逆に考えると、こんな素敵な場所が、人も少なくのんびりと過ごせることができる。こんな贅沢はありません。休日はもう少し多いとは思いますが、私がおすすめするのは、平日の昼食前です。お弁当を持って行って外でゆっくり食べて散歩したのち、休憩でスタバなどでコーヒーを飲んで読書や仕事をして夕方前ぐらいに帰るとか、公園内のスタバやアールベーカーでノマドワークをするのをおすすめします。