こんにちは、kokochiです。
2017年に大規模改修が始まり、2019年から「京都市京セラ美術館」の呼称に変わり、2020年3月大規模リニューアルオープン予定でしたが、コロナの影響でオープンは見送られていましたが6月にオープン。そしてまもなく1年が経ちます。
ちょうどコロナ禍のオープンであまり知られていないところもあります。緊急事態宣言が解除されたので平日の人気の少ないであろうときに散歩がてら訪ねてみました。
やっぱり京都はいいですね!都心から歩いていける岡崎地区に、京都市京セラ美術館、国立近代美術館、平安神宮、動物園、図書館、公園、ロームシアター(ホール)、イベント会場などが、ゆったりと立ち並び、周りの環境に溶け込んでいます。
そして周辺にはお洒落なカフェやパン屋さん、美味しいうどん屋さんまであり、「こんなところで暮らせれば」と憧れるような場所です。
今回は、京阪三条駅から京都市京セラ美術館とその周辺を散歩してきました。京都市京セラ美術館の散歩としての癒やしになる無料の場所を紹介したいと思います。
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基本情報
左京区・岡崎に位置する、公立美術館。およそ80年前の1933年に開館し、その5年前の1928年に京都で行われた昭和天皇即位の礼を記念して計画が始まった。
公立美術館としては上野の東京都美術館に次ぐ日本で二番目の公立美術館であり、本館は前田健二郎が設計(大阪市立美術館、早稲田大学大隈記念大講堂計画案など)。
歌舞伎座などの洋風建築に和風の屋根になった帝冠様式と言われる和洋折衷の建築。
今回のリニューアルを手掛けたのは、青木淳・西澤徹夫の設計です。
青木淳:磯崎新アトリエに勤務ののち独立。東京藝術大学美術学部建築科教授、ルイヴィトンの店舗を手掛けている
西澤徹夫:青木淳の事務所に勤務ののち独立。八戸市新美術館(令和3年オープン予定)を手掛けている
西側広場を掘り込んでスロープ状の広場「京セラスクエア」と呼ばれ、掘り込んだ部分にガラスをはめて、地下の新玄関となった。(南北にある旧正門は、国の登録有形文化財となっています。)
ガラスの部分を「ガラス・リボン」と称して地下でありながら明るく開放的なスペースとなっており、オシャレなカフェとミュージアムショップがあります。
場所:京都市左京区岡崎円勝寺町124
開館時間:10:00~18:00
休館日:月曜日※祝日の場合は開館/年末年始
最寄り駅:地下鉄東西線 東山駅より徒歩8分
施設の入館は、コレクションルーム等の入館は有料ですが、施設に入るのは無料です。一部の展示は無料で見学できます。
おすすめ美術館の癒やし場所ポイント
- 日本庭園の散策ができる
- 中央ホールの大階段と回り階段
- 誰でも入れる東山キューブテラスからの眺望
- 東エントランスからの日本庭園
- 新しいカフェ「ENFUSE」
日本庭園の散策ができる
美術館の東側に小川治兵衛(植治)が作庭した日本庭園が24時間開放されている日本庭園があります。こんなきれいな庭園が無料で開放されています。私が訪れたのは平日の10:30でしたが、誰もいません。私一人でこの贅沢空間を満喫することができました。
小川治兵衛(植治):南禅寺界隈疏水園池群を手掛け、住友家、三井家、岩崎家、細川家、を作庭している。
このお庭をぼーっと眺めるのも癒やされますよ。
中央ホールの大階段と回り階段
地下の館内入口から入るとエントランスになります。
天井が低く、柱の間隔が狭い上、太い柱とアーチのように梁がかかっています。
天井面だけでなく壁の上部も含めて真っ白にすることで圧迫感はありません。
しかしこれも次の空間につながる仕掛けのように思えました。
その先を進むと正面に大きな階段があり、そこを上っていきます。
すると、次は大きな吹き抜けの大空間になります。
このギャップに圧倒されます。さすが有名建築家です。しばらく周りを見渡しました。ここは中央ホールと呼ばれ、各展示ブースにつながるハブの役割をしています。
ここの見どころは、この大階段と回り階段で、白を基調にこの大空間のアクセントとして目立った存在になっています。
吹き抜けの2階部分は、コの字の回廊式になっているので上からの写真はインスタ映えすると思います。何人かのカメラ女子がいました。
ここにベンチがあればゆっくり出来ますが、残念ながらここには座るところはありませんでした。
誰でも入れる東山キューブテラスからの眺望
新たに誕生した新館「東山キューブ」現代美術を中心に紹介する展示空間ですが、美術鑑賞以外で癒やされる場所が、2階にある東山キューブテラスです。
ここから見れる、東山の山並みや、日本庭園が上から見下ろせるようになっています。
ウッドデッキが階段状になっているので、そこに座ればゆっくり出来ます。水筒などがあれば長時間でも座ってられます。
またデッキから見る本館も感じがいいですよ。
この場所は人も少なく(私の時は誰もいませんでした)読書なんかするのにピッタリと思いました。
東エントランスからの日本庭園
こちらは新たに誕生した新館「東山キューブ」につながる東エントランスです。
日本庭園が正面にあり、総ガラス張りの上、ベンチがあります。冬場や雨の日はこのエントランスのベンチに座って庭園を眺めてみてはどうでしょうか。
おしゃれなカフェなどでも味わえない、贅沢な空間が無料です。京都はいいですよね。
新しいカフェ「ENFUSE」
地下になっているのですが、なだらかなスロープに合わせた総ガラス張りの窓からは、自然光がやわらかく差し込み、とても心地の良い空間となっています。
お店の雰囲気も床はナチュラな明るめのフローリングに白を基調とした店内。
美術鑑賞しなくても建物周りの散策と館内をゆったり歩きながら、所々でくつろいでいると1,2時間はあっという間です。途中でカフェを楽しんだり、ランチをすると1日まったり過ごせると思います。
ここで販売されているピクニックセットを購入して、足を伸ばして琵琶湖疏水沿いの散策なんかいいと思いました。
その他の施設
山本麺蔵
お昼のランチは、ここのカフェでランチも良かったのですが、岡崎にくると食べたいうどん屋さんがあります。
ちょうど12時になったので、すぐ近くにある『山本麺蔵』に行って来ました。ここのオススメは土ゴボウうどんです。
以前にこのお店の紹介記事を書いたので、気になる方はコチラもみて下さい。
今回は予約していなかったので、すぐ近くだし直接行ってみることにしました。
予想通り一杯で予約すると14:20と言われましたが、どうしても食べたかったので、その時間で予約して、一旦美術館に戻りました。
京都国立近代美術館
山本麺蔵の予約時間まで2時間20分あるので、京都国立近代美術館に行ってみました。
建築が好きで、ちょうど『分離派建築会100年、建築は芸術か?展』が3月7日までの期間で開催されており、最終週だったので気になり観てきました。
今回はこの内容ではなく、癒やしのスペースを紹介します。
京都国立近代美術館は、ミュージアムショップ、カフェ、エントランスは入場無料です。そこのエントランスを紹介したいと思います。
写真のように、吹き抜けになっていて所々に椅子を置いています。
天気のいい日などこの椅子に座ってゆっくりするのもいいかな。
あと階段を上って展示室のホワイエに行くと平安神宮の大鳥居と京都市京セラ美術館と東山の山並みの写真が撮れます。
京都府立図書館
何となくほのぼのした雰囲気なので紹介します。
最後に
本当にゆっくり、まったりできるスポットです。もしこの記事を読んで行ってみようと思われたなら、本を持っていくといいと思います。
このゆっくりした時間の中でなら読書に集中できそうです。
大都市でありながら独特の街「京都」日本でこの雰囲気は唯一無二です。この街に憧れます。
これから1000年後には東京も京都のようになっているのでしょうか? 京都に住んでみたいです。
散歩好きな人にとって京都は、毎日が楽しいでしょうね。
アラフィフになり、いろいろと見直すことも多くなりました。
これからも今までと違うことをして、新しい発見や違う考え方などが生まれたら、人生が楽しくなるかもしれないので、チャレンジしたいと思います。
最後までご覧いただきありがとうございます。