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外国人不動の人気観光地!京都 伏見稲荷大社のパワースポット散策

誰もが知っているお稲荷さん。その総本山でもある伏見稲荷大社。何年も連続で外国人の人気No.1の不動の観光地です。

外国人には摩訶不思議に見える、動物を祀るお稲荷さんや連続して朱色の鳥居が立ち並ぶ光景など、まさにアメージング!

また、山全体が神様として崇められている稲荷山の不思議空間なパワースポットが満載!

その理由を確認しに伏見稲荷大社のパワースポットを散策レポートします。

普通に回ればおよそ2時間30分で回れます。

 

伏見稲荷大社はどんなところ

稲荷神社(お稲荷さん)は全国に約3万社ほどあり、その総本宮が伏見稲荷大社。

関西で初詣参拝者数1位の神社です。

稲荷信仰の原点が、稲荷山で、奈良時代(711年)に御祭神である稲荷大神様がこのお山に御鎮座され1300年以上になる。

五穀豊穣、商売繁盛、家内安全、諸願成就の神として、全国津々浦々に広く信仰。

庶民の信仰の社であり、「神様と自然と人が共生する社・稲荷山」としている。

 

稲荷とは

山城刻風土記ではイナリを「伊奈利」と記しており、イナリとはイネナリ・イネニナルのつづまったもので人間の根源である稲の意味。「伊奈利」を稲荷と書くにいたった。

 

稲荷山

平安の昔から民衆信仰の”お山”であったとして、清少納言の「枕草子」などで記されている。

霊山で三ケ峰と呼ばれ3つの峰が西から東へ段々と高くなる。

山麓の御本社から順に三ノ峰、ニノ峰、一ノ峰と称する。

山の中にはおびただしい数の”お塚”と朱色の鳥居が建ち並んでいます

この”お塚”を巡拝することを「お山する」と言います。

 

お塚

平安時代の人々は、2月初旬午の日に稲荷山へお参りすれば福がいただけるとし足を運んだ。

明治になると七神蹟地が確定され、その親塚が建立された。これを契機にその周辺に個々の人々の信仰によって表された神名を刻んだ「お塚」が奉納されるようになった。

この伏見稲荷大社は、京都では珍しく入場料・拝観料が無料です。参拝も24時間可能です

このことも人気の一つではないでしょうか

 

鳥居奉納の費用(初穂料)

鳥居は信仰の篤い人なら誰でも奉納できます。

鳥居初穂料

大きさが6段階あり、

5号:210,000円

6号:465,000円〜

7号:585,000円〜

8号:855,000円〜

9号:1,000,000円〜

10号:1,600,000円〜

※奉納場所により初穂料は異なります。

 

 

伏見稲荷大社の基本情報

◾️住所:京都市伏見区深草藪之内町68

◾️アクセス:京阪本線「伏見稲荷駅」 JR奈良線「稲荷駅」

◾️駐車場:無料駐車場有(約200台)

◾️参拝:24時間 ※おみくじ、お守り授与所(7:00~18:00)

◾️入場料・拝観料:無料

 

今回の散策ルート

京都方面から京阪電車で伏見稲荷駅の一つ手前の鳥羽街道駅からスタートしました。(合計所要時間:2時間30分)

・鳥羽街道駅→人形丹嘉→御幸道→日野家→楼門→外拝殿→神楽殿→本殿→社務所→玉山稲荷社→白狐社→奥宮→祭場→千本鳥居(所要時間:30分)

 

・千本鳥居→奥社奉拝所→おもかる石→根上りの松→新池→熊鷹社→三つ辻→四つ辻→御膳谷奉拝所→薬力社→御劔社→一ノ峰(所要時間:60分)

 

・一ノ峰→ニノ峰→間ノ峰→三ノ峰→四つ辻→三つ辻(所要時間:15分)

・三つ辻→西方面へ→荒木神社→朱SHU→カフェ Vermillion→カフェINARI→啼鳥菴→楼門→大鳥居→伏見稲荷駅(所要時間:40分)

 

伏見人形 丹嘉

とても愛らしい、土人形。色がとてもカラフルで懐かしくもあり、今風でもある。

京都らしい感じのいい暖簾で中に非常に興味が湧きます。

ショーウィンドウに人形が飾られているので少し覗いてみました。

1750年創業でもっとも古い強度玩具。HPを見ると販売されている作品がみれるのですが、とても欲しくなります。

 

七味唐辛子本舗おくむら 伏見稲荷本店 

 

日野屋

うずら・スズメの丸焼きが食べられるところ、もっとも美味しいとされているところが、スズメの頭の脳みそのところ

草深い土地で野鳥が増え食用とした名残

 

楼門

1589年豊臣秀吉によって造営。秀吉の母大政所殿の病のいわゆる命乞いの願文が記されている。神社の楼門の規模では最も大きなものに属する。

阿吽(あうん)の狛狐、向かって右は玉、左は鍵を咥えています。他にも巻物や稲など様々なキツネがいます。

 

本殿

「稲荷造り」と称され、一度全焼したため1499年に再興された。

装飾で金覆輪や垂木鼻の装飾金具などの意匠が安土桃山時代へ向かう気風がわかる。

 

千本鳥居 (パワースポット)

稲荷の鳥居は社殿と同じ「稲荷塗」といわれ、朱をもって着色するのが慣習。

この”あけ”という言葉は、赤・明・茜など全てに明るい希望の気持ちをその語に持ち、色は生命・大地・生産の力を稲荷大神の”みたま”の働きをする信仰が宿っている。

 

奥社奉拝所

千本鳥居を抜けたところにあり、通称”命婦谷!にあり「奥の院」の名で知られている。お山を遥拝するところで、稲荷山三ケ峰がちょうどこの社殿の背後にあります。

奉拝所の右側後ろに「おもかる石」という石灯篭があります。

この前で願い事の成就可否を念じ灯籠の空輪を持ち上げその時に感じた重さが予想より軽ければ願い事が叶う。重ければ叶い難いとする試し石です。

 

根上りの松 (パワースポット)

一方の根が地表に持ち上がっている形状から「根上りの松」と呼ばれ不思議なご神徳があると伝えられている。

証券会社や株に関係する人々から値(根)が上がるのを待つ(松)と言われ縁起が良いとして信仰されている。

 

新池(谺ケ池)こだまがいけ (パワースポット)

この池は行方知れずになった人の居場所を探すとき、池に向かって手を打ち、こだまの帰ってきた方向に手がかりがあるという言い伝えがある。

 

熊鷹社

池に突き出た石積みに拝所が設けられ、熊鷹大神の御塚が鎮まっている。

熊鷹という鳥類の鷹が神様とされている。

 

熊鷹社から四の辻に向かう途中に突然神秘的で幽玄な世界が現れます。お塚が群生しています。

周りの空気も一瞬で変わった気がします。周りに人がいるから神秘的ですが、たった一人でこの場所にいると思うと背中がゾクッとします。

密かにパワースポットではないでしょうか

 

四の辻

階段を登り切ると少し開けた場所になります。

ここから京都市内を眺めることができます。ベンチや岩がありそこに腰をかけておにぎりなどパクりと頬張るとサイコー!

京都の有料企業、京セラなども見えます。

伏見稲荷に夕方来て日が沈む前にこの四つ辻を目指し、日没を眺めるのが流行っています。

 

鳥居の入れ替え作業に遭遇

鳥居の根元は腐らないための処理がきっちりされています。埋め込む穴の深さは想像以上に深いです。

 

眼力社

目の病と先見の明、」商売と相場にご利益があるとされています。

 

御膳谷奉拝所

稲荷山三ケ峰の北背後にあたる場所。

一ノ峰、ニノ峰、三ノ峰を拝する要の所。毎年1月5日「大山祭 山上の儀」が斎行される聖地。

 

薬力社

薬力大神はは巨大な石です。薬にちなんだ名前でその薬として湧き水です。

薬局、製薬会社の関係の仕事運向上のご利益。

近くに滝があり稲荷山最奥の行場とされています。また創業100年ほどのお茶屋さんがあり「ゆでたまご」が売られています。

 

御劔社

稲荷山三ケ峰と同じように、古くから神祭りの場であった。

名刀「小狐丸」を鍛えたと語られている。

とにかくこの辺りは階段が多く、かなり歩くのがキツイ、頂上まであと少し。

動画を見ていても息遣いの音がかなり聞こえるほどでした。

 

一ノ峰(上社神蹟)(パワースポット)

稲荷山の最高峰(標高233メートル)ここを末広大神と崇める信仰があり、親塚を建てた以前からつづく信仰。やっと頂上です。景色が眺めるのかと思いきや特に景色は見れません。

なんだか謎めいた神々しい雰囲気とエネルギー…。

 

ニノ峰(中社神蹟)

青木大神と崇められている。

 

間ノ峰(荷田社神蹟)

伊勢大神と崇められている。

 

三ノ峰(下社神蹟) (パワースポット)

白菊大神と崇められている。

ここから変形神獣鏡が出土し、現在京都国立博物館に出陳されている。

ここの休憩所の方が参道の落ち葉を集めてこのようなハートを作ってくれました。疲れも和みます。

この後四つ辻、三つ辻に戻ってきます。ここからは来た道を戻らずに、三つ辻から西に向かいます。

 

荒木神社

縁結びの神様(口入稲荷大神)くちいれいなりおおかみ

口入稲荷大神の使者 口入人形が三体一組で販売されています。

キツネみくじも可愛らしいです。

 

散策の終了時の休憩にオススメ3店舗

荒木神社をすぎてさらに南に進むと、お山巡拝の締めくくりにちょうどいいカフェがあります。

 

Vermillion

・カフェ Vermillion(バーミリオン) 英語で朱色のこと。珈琲専門店、とても感じのいいお店で奥のテラス席が最高です。季節を味わえる木々と池が眺められます。

HPが英語で紹介されているせいもあり、外国人かんこうきゃくが多い。

同じ系列で、朱SHU 感じのいい陶器などのお土産SHOP 店舗もオシャレです。

 

INARI

・カフェINARI こちらは和のテイストを持った畳のカフェ。店内は明るくていいですよ。

 

・啼鳥菴 鳥が鳴く、という意味で池のほとりに鳥が集まり、神と人と自然が共生する場所になるようにと伏見稲荷が作った休憩スポット。境内にあります。

 

大鳥居を後に伏見稲荷を出て駅に向かいます。

日も暮れだしています。

 

まとめ

お山1周まで考えると2時間30分ほどかかります。観光で京都に来ている場合は、そんなに時間がないと思うので四つ辻までで引き返すのもいいと思います。

四つ辻までに神秘的なスポットはほぼ見れます。千本鳥居から30分程でいけます。

今回はコロナ禍で外国人観光客が少なかったですが、それでも外国人の割合は多いです。人気は千本鳥居ですが、四つ辻までは皆さん歩いていました。

今回、伏見稲荷のお山に登ることについて下調べせずに登ってみました。

感想は、こんなにも大変で時間のかかるものとは思いませんでした。

階段、坂道が次から次と私の前に現れてきます。曲がりくねった道なので、この階段を登れば終わり?と思い登るとまた階段が見える。けっこう辛いです道のりでした。

ご年配の見るからに70代やそれ以上の方も歩いておられるので励みにはなります。

服装や靴はハイキング仕様でないと大変です。

散策中に鳥居の入れ替えをしている光景を見れたことは貴重でした。何人もの人の力で手作業で行っていることに感動しました。

この神秘な場所は、別世界の雰囲気でもあり、アニメの宮崎駿のもののけ姫のような幽玄な世界を感じられます。

このことがパワースポットと感じられるところでしょうか

1万基ほどの鳥居と、いたる所に塚が並びその気配と神々しい神秘的な雰囲気がエネルギーとなり、力をもらった気分になるのかもしれません。

いままでは伏見稲荷大社を、「初詣で参拝する大きな鳥居のあるお稲荷さん」と身近なイメージでしかなかったが、その背景に大きな”お山”稲荷山の御祭神が鎮座しているスケールの大きな大社で有ることを実感できた有意義のある散策でした。

皆さんも興味を持って頂けたなら、伏見稲荷大社と稲荷山三ケ峰まで散策してみてください。

最後まで記事を読んでいただきありがとうございました。

 

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